| CELICA Turbo 4WD(ST185) Gr.A |
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| CELICA Turbo 4WD(ST185) Gr.A | |
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92年、初戦モンテカルロでデビューとなったST185は空冷式インタークーラーとセラミックターボで89年に市販されたがテストからWRC投入を見送られることになる。ST185がラリーに投入されるまではまだ2年待たなければならなかった。そして91年、ラリー参戦のホモロゲーションを受けるために限定5000台(国内1800台)生産された、CELICA TURBO 4WD カルロス・サインツ・リミテッドエディション(日本名GT-FOUR RC:Rally Competition)をベースに仕立てられる。 |
| CELICA Turbo4WD X-Ray (写真:TOYOTA) | |
| このST185ラリーカーには熱によるパワーダウンを防ぐため、開口部の広い専用のフロントグリルと、ボンネットにはクーリング用の大きなエアアウトレットがあたえられた。エンジンは先代ST165から信頼性の高い3S-G型を踏襲し、メタルターボの大型化と水冷インタークーラーの大容量化及び、給排気の最適化により、エアーリストリクタ規制を受けてもなお、レギュレーションいっぱいの299馬力を絞り出す。(実際にはそれ以上といわれている) | ![]() |
| SSS(スーパースペシャルステージ)を走るST185H |
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序盤、モンテカルロではかろうじて2位、3戦目のサファリでは初勝利を果たすが、他のスプリントラリーではマシンの挙動が安定しない、トラクションがかからないなどの問題が露呈し、帝国ランチャの最終型スーパーデルタに苦戦する。
C.サインツやエンジニアらにより、トラブルシューティングが行われるが依然現象は改善せず、熟成にはもうしばらく時間がかかることになる。
(ST165とジオメトリーが近いながらもボディ(外装)の違いや、補強による剛性、重量の違いなどにより、全く別車のような特性を示したという。(この辺はST系すべての世代にいえるようである。) ) |
| 92年も中盤。ようやく、これまでのエンジンチューンによりトルクが増大し、ハイドロロックの容量がパワーに耐えられなくなっていたことによるものと判明する。ビスカスに変更後はハンドリングも改善する。そして残り2戦は、これまでの展開とは一転、本来のポテンシャルを発揮しC.サインツは2回目のドライバーズタイトルを手中に収めることに成功する。 | ![]() |
| 93年Safari Rally時のTTE体制。一番右が岩瀬選手 |
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翌93年、スポンサーがレプソルからカストロールに変わり、これまでのTTEカラーから初のコーポレートカラーに一新される。また、タイヤもピレリからミシュランに。そしてこの年、OZ Racingの新型ターマック用ホイル(CRONOネェ)も採用されている。 レプソルとともにサインツ移籍により、新たにJ.カンクネンとD.オーリオールがセリカをドライブすることになる。 |
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| Safari Rally -Car.No.3は Ian Duncan |
| ワークス撤退により開発がとまり戦闘力がダウンしたランチャに変わり、新たに名門フォードの駿馬、エスコートRSコスワースが立ちはだかる。 シーズン後半、インテリジェント(クリーン)・ファイアリング・システムによるターボラグの改善する新システムを手に入れたST185はさらに熟成は進む。そしてようやく激戦の末、念願のトヨタ初、日本車初のメイクスタイトルを獲得し、ユハ・カンクネン自身、4度目のドライバーズタイトルを獲得する。 |
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94年、ディフェンディングチャンピオンとなったトヨタは秋にデビュー控えたST205の開発を行いながら、3年目のST185にトラクション・コントロールシステムを与え更なる熟成を進める。しかし、ライバルの熟成が差を少しずつ詰めてくる。シャシー設計構想は古く、もともと、ラリー向きではないST185に対し、FORDや他メーカーがWRCを考慮した設計のシャシーを持ち込んでいる中、同様に最新のテクノロジーで対抗するのだから、ドライバーの力とTTEの並々ならぬ努力があったといえるだろう。 |
| サファリ仕様フル装備?の185 (写真:TTEカレンダーより) |
| 昨年の1000湖でデビューしたスバルのスーパーウェポン・インプレッサ555とコリン・マクレーが急成長をみせ、仕事師サインツとともにセリカに肉迫する。 最終戦RACでのインプレッサ555を駆るC.サインツとの激闘の末、2年連続のダブルタイトルをD.オーリオールの手で獲得し、ST185は第一線を退くことになる。 (セリカは主にターマック仕様、グラベル仕様、サファリ仕様、ギリシャ仕様の4タイプをベースに各ステージに最適化されている。) |
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| Win!いくつもの成功を収めた185 (写真:TOYOTA) |
| Specifications | |||
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| 全長x全幅 | 4410mmx1745mm | エンジン型式 | 3S-GTE 水冷直4気筒 16バルブDOHC+Turbo |
| ホイールベース | 2545mm | ターボチャージャー | Toyota製 CT26-Twin entry |
| トレッド前/後 | 1510/1510mm | インタークーラー | 水冷 |
| 車両重量 | 1200kg | ボアxストローク | 86.0x86.0mm |
| 駆動系 | 4WD Xトラック製・6速ミッション | 圧縮比 | 8.5:1 |
| サスペンション | BILSTEIN製・マクファーソン・ストラット前後 | 排気量 | 1998cc |
| ブレーキ 前/後 | ベンチュレーテッドディスク | 最高馬力 | 299馬力/5,700rpm |
| タイヤ | ピレリ/ミュシュラン | 最大トルク | 45.9kgm/4,000rpm |
| ホイール | OZ Racing/Speedline | 燃料供給装置 | デンソー製EFI |
| リストリクター | φ38 | ||